2011/12/01
昨今、カメラで撮影している方々は、殆どがデジタルカメラで、フィルムカメラを使っている人は少なく、写真はデジタルカメラとの観があります。クラシックカメラにはドイツや日本、世界の伝統のあるメーカー、歴史のある優秀な製品が多数現存しています。只、程度の良い完動品は少なくなってきており、修理所も減少して修理費が高くなり、修理せずに廃棄されていく現状に勿体なさと危機を痛切に感じています。写して良し、持っていて満足感を満たされる精密機械のクラシックカメラは趣味の世界でデジタルカメラと住み分けていくものと考えています。 当社では、クラシックカメラを出来る限り修理所で修理復元して販売して行きたく思っております。
2009/11/10  米谷美久氏を偲ぶ
米谷美久氏が2009年7月30日に御逝去された報を後日知り、クラシックカメラファンの私には、大変残念な思いでいっぱいです。世界の多数のカメラメーカーの中で、私が好きな機種の多さではオリンパスの製品が一番です。ペンシリーズ、特にペンF、FTは今でも愛用していて、最も出番の多いカメラです。その他、OM−1やペンEES等、その時の気分で使い分けています。 米谷さんがオリンパス工業に入社されていなかったら、これ等の名機は生まれていなかったでしょう。その意味でも多くのクラシックカメラファンにとって偉大な存在でした。米谷さんが残した数々の名機を当社、私が修理所で修理復元して販売し、後世に残して行くのが当社、私の使命だと思っています。米谷さん、良いカメラを沢山残していただいてありがとうございます。
2009/01/27 実用派?コレクター派?
クラシックカメラを愛好している方で、大まかに分類して写して楽しむ実用派と珍しいカメラを集めて楽しむコレクション派に別れているようです。撮影して楽しんでおられる方はレンズや機能、カメラの状態の良い事を基準に選んでいると思います。コレクションとして集めている方は、中古市場での流通量の少ない希少品や珍品、蛇腹カメラや二眼レフ等に絞って集めている方、今は無き二流メーカーのカメラばかりを集めている方など様々ですが、壊れて写らなくても見て楽しむコレクターが多いとよく聞きます。私はコレクター派ですが、カメラはフィルムを入れて写せる物でなければと思っております。当社ホームページに掲載のカメラの写真やコメントは、私がコレクションとして集めていた頃のチェックポイントをそのまま使っております。
2008/06/30 カメラとオーディオ
レコードが復活のきざし、の記事を最近新聞で読みましたが、オーディオの分野でもアナログが見直されている様です。 私が学生の頃、少ない小使いの中から大阪の日本橋でラジオの部品を買って来て組み立てた思い出があります。完成して鳴り出した時の嬉しさは今でも忘れていません。其の後、真空管からトランジスターに変わって組み立てをあきらめましたが、当時から集めていたレコードは今も所持しています。 最近になって中古のプレーヤーやカートリッジを購入して私のオーディオ熱が復活しまた。CDやDVDも聞きますが、レコードの音が好きです。再生周波数特性やクリアーな音ではCDが優れていますが、私の耳で聞限り、針の音はしますが伸びのある低音が心地よく感じます。 カメラのレンズも同じ事が言える様で、コンピューターで設計された今のレンズより50年以上昔のレンズの方が味があると言われているのと共通点があり、私も全く同感です。 今と昔のレンズはどの様に違うのかと人に聞かれますが、私は蒸留水と名水の違いだと答えております。水の純度では蒸留水がはるかに上ですが、人の味覚では名水がおいしいと感じます。 人の五感に快く響くものは廃れないでしょう。 クラシックカメラやオーディオと、インスタント食品とおふくろの味の違い、どれも共通していると思います。
2008/01/31  昭和の写真機
最近はデジタルカメラに圧倒されて、カメラメーカーはフィルムカメラからは縮小や撤退して、銀塩カメラ愛好家には淋しい限りです。デジタルカメラは手軽に使えて確かに便利ですが、最近亡くなられた有名な作詞家は、在来線の夜行列車からは歌詞が生まれるが、新幹線からは情緒豊かな歌は作れないとの新聞記事を読み、古き良き時代の情緒が段々失われてきているのを感じるのは懐古趣味だけでは無い様に思います。昭和初期から中期にかけて個性のある写真機が多数あり、金属の重量感と精密感、しかも良く写る名機は持っていて楽しいものです。クラシックカメラは今後趣味の世界で、デジタルカメラと住み分けていくと思っています。
2007/08/22  クラシックカメラの定義?
私は、クラシックカメラの大まかな目安として、電気(バッテリー)を使わず、機械式で作動するカメラ。もうひとつは、発売年が1960年〜1970年以前のカメラで分類しています。只、露出計だけ電池を使っている物はクラシックカメラの分野に入れております。 現在まで数百台以上の修理依頼をしております私、当社のカメラ修理の主治医?の修理所のお話では、機械式のカメラなら重度の故障以外、大半は修理修復が可能だが、電気式のカメラは部品の調達が出来ない場合は修理不能で返却していますので留意しておいて下さいとの事です。 プラスティックボデーに電気で作動し、誰が写しても失敗のないデジタルカメラやフィルムカメラは、昔の言葉の「写真機」ではなく、電気製品の分野に入るのではと思っています。金属の重量感と大きさ、クロームメッキや梨地メッキのきれいな輝きと精密感のあふれたボディライン等、クラシックカメラにはドイツや日本製の魅力のある機種がたくさんあります。